2008/03/24 日記<冷たい密室と博士たち>
冷たい密室と博士たち
『S&Mシリーズ』は講談社より刊行されている森博嗣による推理小説のシリーズ。
第一回メフィスト賞を受賞したデビュー作『すべてがFになる』から始まる一連のシリーズ。シリーズ名は主人公である犀川創平と西之園萌絵のファーストネームのイニシャル、「S」と「M」に由来する。大まかな話の流れとしては、西之園萌絵が事件を持ち出し(あるいは巻き込まれ)、犀川創平がやむを得ず解決するという構成。
理系ミステリィと称されるように、ガジェットやトリックに工学などの理系分野が目立つ。とは言え、話の内容は時として抽象的、哲学的でもある。生命工学や情報工学などといった分野にも触れられており、従来の推理小説とは一見異なった雰囲気を持っている。
当初は『封印再度』までの5連作を予定していたが、編集部の意向により当初は4作目に予定されていた『すべてがFになる』が1作目へと変更されたため、シリーズ全体を再構成し、後の5連作を新たに執筆したという経緯がある。シリーズとしては『有限と微小のパン』で完結するものの、他シリーズ(特にGシリーズ、四季シリーズ)との繋がりも多く、内容が前後することが多い。