2008/03/24 日記<本陣殺人事件>
本陣殺人事件
『本陣殺人事件』(ほんじんさつじんじけん)は、横溝正史が著した長編推理小説である。1946年4月から同年12月まで、「宝石」誌上に連載された。横溝は本作で1948年第1回探偵作家クラブ賞を受賞した。
昭和12年(1937年)11月25日、岡山県の旧本陣の末裔・一柳家の屋敷では、長男・賢蔵と久保克子の結婚式が執り行われていた。式には一柳家から賢蔵の母・糸子、三男・三郎、次女・鈴子、分家・良介と久保家から克子の義父・銀造が顔を揃えていた。式は、鈴子が琴を披露するなどして、何事もなく終了した。
その夜遅く、屋敷内に只ならぬ悲鳴と、激しい琴の音が響き渡った。銀造らが夫婦の寝室である離れへ駆けつけると、夫婦が布団の上で血塗れになって斃れていた。庭の中央には血に染まった日本刀が突き刺さっており、周囲には足跡一つ残っていなかった。周りに降り積もった雪のために、離れは完璧な密室状態と化していた。