2008/03/24 日記<二銭銅貨>
二銭銅貨
『二銭銅貨』(にせんどうか)は江戸川乱歩による短編推理小説である。1922年に執筆され、1923年、雑誌『新青年』(大正12年4月号)に掲載された。この作品で乱歩は評判になり、作家として生計をたてていけるようになった。後の活躍の出発点ともいえる重要な作品である。日本最初の本格探偵小説ともいわれる。
作品そのものはポーの「黄金虫」を彷佛とさせる暗号物である。作中のセリフで「黄金虫」や「踊る人形」の言及があり、ベーコンの二記号暗号など暗号に関する蘊蓄が幾らか語られている。登場する暗号は換字法(Substitution Cipher)の一種(コード(Code)と換字法を組み合せたもの)であるが、単純に文字を別の文字や図形に置き換えたりするのではなく、工夫が有る。また平文にも分置式暗号(らしきもの)が埋め込まれていて、最後に明かされる。
ただし、暗号解読は「黄金虫」や「踊る人形」のような解読手法を適用して解き明かしていくものではなく、閃きと推測によるものである。