2008/03/24 日記<奇妙な味>
奇妙な味
奇妙な味(きみょうなあじ)とは、探偵小説や推理小説のジャンルの一つ。
奇妙な味とは、本来は探偵小説や推理小説のうちの「変格ミステリ」と呼ばれた作品の一部であった。江戸川乱歩の造語で、ミステリともSFとも、また怪奇小説ともつかない特異な作風を指す。論理的な謎解きに主眼を置かず、ストーリー展開及びキャラクターが異様であり、読後に無気味な割り切れなさを残す点に特色があり、短編作品でその本領が発揮されることが多い。
古くは、エドガー・アラン・ポー『盗まれた手紙』、アーサー・コナン・ドイル『赤髪連盟』、ギルバート・キース・チェスタトン『奇妙な足音』、ロード・ダンセイニ『二壜のソース』、ヒュー・ウォルポール『銀の仮面』などが奇妙な味の古典として挙げられる。
その後、1950年代から1960年代、アメリカの雑誌黄金時代に隆盛を迎え、1970年頃には下火になった。
日本では、21世紀になって、「晶文社ミステリ」、「奇想コレクション」(河出書房新社)などのシリーズで過去の作家が再紹介され、またかつて「奇妙な味」の作家を多く収録した「異色作家短編集シリーズ」(早川書房)が再刊され、一種のブームとなっている。