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クローズド・サークル
2008/03/24 日記<クローズド・サークル>
クローズド・サークル
クローズド・サークル(closed circle)はミステリ用語としては、何らかの事情で外界との往来が断たれた状況、あるいはそうした状況下でおこる事件を扱った作品を指す。アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』が代表例。
過去の代表例から、「吹雪の山荘もの」「嵐の孤島もの」の様にも呼ばれるが、上記クリスティの「〜いなくなった」は実は嵐によって隔絶したシチュエーションではなかった。
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クローズド・サークル
概要
元々は、「犯人は読者が疑い得る人物でなくてはいけない」という推理小説のルールを、より厳密に運用するために生み出されたジャンルである。クローズド・サークルの内外の往来は断たれているのだから、その閉じた輪の中で起こった事件の犯人は、輪の中に閉じ込められた人々の中に絶対にいなくてはならないことになる。犯人にだけ使用可能な秘密のルートで外部と行き来ができたというようなトリックは、よほど巧妙に用いるのでなければ多くの場合不評をこうむることになる。
クローズド・サークルの中には電話等によって外部と情報が往来できるかできないかに分類でき、狭義では電話等が通じず(または存在せず)外部と情報が往来できない状況下のみを指し、広義では電話等が通じて外部と情報が往来できる状況下を含める場合がある。外部と情報の往来ができる場合は、別の探偵役や警察機関が外部から捜査を行った上で、人間関係や動機を調べて容疑者を絞った情報を内部の人に知らせることがある。外部と情報の往来ができない場合、現実的な警察機関の介入、組織的捜査や科学的捜査を完全に排して、純粋にロジックによる犯人当ての面白みを描ける利点もあって、「本格派」志向の作者や読者から好まれる傾向がある。
クローズド・サークルで行われる犯行は、その他の推理小説全般においてと同様に、多くの場合殺人である。もちろんそうでない例もあって、例えば窃盗事件なども好んで選ばれるテーマで、閉じられた輪の中で逃走もままならない中で、どこに盗品を隠すのか? などが重要な眼目となる。
殺人事件をテーマにした場合、特定の少人数だけ殺害することを目的とする場合と内部にいる全員を殺害することを目的とする場合とがある。特定の少人数だけ殺害して、全員を殺害することを目的としない場合は、一定期間が過ぎて警察などの外部からの捜査が可能になる場合がある。しかし、犯行時間から長時間が経過していることが多い。その場合、内外の往来を立つことによって外部の警察の捜査を一定期間断つことになり、時間の経過によって事件現場の保全等が難しくさせ、事件解明を困難にする結果となる。
殺害が終わることなく進行し続けていく場合、内部にいる全員を殺害するのではないかと考えるようになり、犯人ではない生存者は外部に逃げられずに内部に殺人犯がいる状況下を強いられ、自分も殺されるのではないかと恐怖に陥り、錯乱状況に陥ったり人間不信に陥る事例が描かれることがある。外部と情報の往来ができない場合、さらにその傾向が強まる。
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